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24/08/07

ミヨシ油脂、10月に茨城県阿見町で新倉庫稼働へ

 ミヨシ油脂(本社・東京、三木逸郎社長兼CEO兼CBO)は10月、茨城県阿見町で冷蔵・冷凍・常温品の保管が可能な「阿見倉庫」を稼働する。東京都葛飾区にあった物流機能を移転。東日本の配送拠点として、活用する。

「阿見倉庫」外観

 所在地は、茨城県阿見町よしわら1ノ19ノ19。圏央道阿見東インターチェンジ(IC)出口から約1・6キロメートル。敷地面積は約1万8824平方メートル、延べ床面積は1万3124平方メートル。A棟は、冷蔵・冷凍対応で自動倉庫を備え、敷地面積は約1万2016平方メートル。B棟は常温品対応で、敷地面積は約990平方メートル。
 両方の棟に、管理システムを利用した自動倉庫や、有軌道台車を設置。倉庫ごとに独立した温度可変機能を備え、多種多様な製品の入出庫オペレーションが可能な施設設計とした。
 また、安全対策として場内は一方通行を採用。監視カメラや、顔認証システムも設けた。環境面では、全館LED照明、人感センサー、冷蔵機能向け二酸化炭素による自然冷媒、騒音吸音パネル、補助発電向け太陽光発電設備を設置。ダイバーシティ推進として、バリアフリー対応のエレベーターや駐車場、誰でもトイレを設置した。
 ミヨシ油脂は、利用者に製品を安全・安心に提供すると共に、環境に配慮し多様な人材が活躍できる新倉庫を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する。