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24/08/05

ダイビル、名古屋市で26年春しゅん工の冷凍自動倉庫開発に参画

 商船三井の子会社で不動産開発を手掛けるダイビル(本社・大阪市、丸山卓社長執行役員)はこのほど、霞ケ関キャピタルが推進する名古屋市の冷凍自動倉庫開発に参画を決め、契約を締結した。2026年春にしゅん工。冷凍食品の消費増加などにより需要が高まる冷凍倉庫開発に参画し、投資拡充を狙う。
 参画する新倉庫「ロジフラッグテック名古屋Ⅰ」の所在地は、名古屋市港区野跡3ノ1ノ3。敷地面積は7083平方メートル。延べ床面積は2万1620平方メートル。伊勢湾岸自動車道の名港中央インターチェンジ(IC)から3・3キロメートル。名四国道の築地口ICから4・7キロメートルで、名古屋エリアへの配送拠点として利便性が高く、冷凍・冷蔵倉庫の集積している物流適地。名古屋高速臨海鉄道の野跡駅に近く雇用確保の面でも有利な立地。
 倉庫内に自動化設備を設置し、空間の有効活用や作業の効率化・省力化を図る。冷却設備に自然冷媒を使用し環境に配慮。30年のフロンガス規制や冷凍食品の消費増加による冷凍倉庫の需要増加にも対応する。
 ダイビルは、35年までの中長期計画で重点戦略の一つとして国内事業でのアセット(施設)拡充を掲げ、その一環として新倉庫開発に参画。コールドチェーンの要となる物流不動産へ投資し、商船三井グループとの相乗効果の創出に寄与する。

開発に参画した2026年春しゅん工の「ロジフラッグテック名古屋Ⅰ」の完成予想図