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24/08/05

T2×KDDI、自動運転トラック緊急停止時の遠隔管理の実証に成功

 T2(本社・東京、森本成城CEO)はKDDI(同・同、高橋誠社長)と共に、自動運転トラックの緊急停止時の遠隔監視・指示の実証に成功した。中日本高速道路(NEXCO中日本)が主催する「高速道路の自動運転時代に向けた路車協調実証実験」の一環。高い安全性を追求した自動運転トラックの社会実装を目指す。
 NEXCO中日本が建設中の新東名高速道路新秦野インターチェンジ(IC)—新御殿場IC間で実施した。地震などの緊急事態を想定し、遠隔管理システムから緊急停止指示と、安全を遠隔から確認した上での再発車指示を送信し、自動運転トラックを停止・再発車させることに成功した。また、交通事故などで自動運転再開が難しい場合も想定し、現場に駆け付けた現場業務措置実施者と遠隔監視者との通話機能も検証した。
 T2が目指す「レベル4自動運転」での公道走行時には、遠隔監視を行う特定自動運行主任者や、交通事故などが起こった際に現場に駆け付ける現場業務措置実施者を配置することが道路交通法で定められている。T2とKDDIは今回の実証で得た知見を通して、遠隔監視システムと自動運転トラック運行を支える体制構築を進め、安全な自動運転トラックの実装を目指すとしている。