• 物流企業

24/08/05

NXHD、佐賀県鳥栖市で半導体関連産業に対応した新倉庫稼働

「NX鳥栖ロジスティクスセンター」外観

 NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は8月1日、佐賀県鳥栖市で半導体関連産業に対応する「NX鳥栖ロジスティクスセンター」を稼働した。精密機器メーカーなどの工場立地が進む九州エリアに新倉庫を建設。EC業務にも対応し半導体関連の物流を強力にサポートする。
 所在地は、佐賀県鳥栖市藤木町1592ノ7。鉄骨造・柱一部鉄筋コンクリート耐震構造4階建て。延べ床面積は約11万371平方メートル。倉庫荷重は、1平方メートル当たり1・5トン。2~4階に25度前後の作業空調と非常用発電設備を備えた。
 長崎自動車道鳥栖インターチェンジまで約3・6キロメートル。九州エリア全体をカバーできる結節拠点で、半導体生産の「前工程」「後工程」を水平分業で行う関連企業の工場集積エリアへ容易にアクセスできる。また、消費材の在庫型(DC)や通過型(TC)拠点としてクロスドック機能を備え、短納期での配送が求められるEC業務にも迅速に対応する。
 九州地方は熊本県を中心とした半導体関連企業の進出や、精密機器メーカーなどの工場立地が進む物流需要が高まっている。NXグループは、経営計画で半導体関連産業への取り組みの強化を掲げており、顧客のニーズに最適な物流サービスを提供していく。