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24/08/05

三菱倉庫、次世代型宇宙港の在り方検討ワーキンググループに参画

次世代型宇宙港のイメージ図

 三菱倉庫(本社・東京、斉藤秀親社長)は、宇宙輸送システムの実現を目指すスタートアップの将来宇宙輸送システムが開始する次世代型宇宙港の在り方を検討するワーキンググループ(作業部会)に参画した。同社を含む民間企業17社、大学1校で連携し、斬新で実用性の高い宇宙輸送拠点を検討する。
 ワーキンググループは、宇宙でも人・モノを高頻度で届けられる世界の実現に欠かせない拠点として「次世代型宇宙港」を構想。ロケットの打ち上げや着陸だけでなく、旅客対応、商業施設、娯楽施設、エネルギー施設、災害対策施設など幅広い施設の組み合わせを想定している。
 加盟するのは7月31日現在、アストロ・ゲート、エア・ウォーター、荏原製作所、鹿島建設、商船三井、JFEエンジニアリング、日本総合研究所、日本無線、日本郵船、能美防災、パシフィックコンサルタンツ、三井E&S造船、三井住友建設、三井不動産、三菱HCキャピタル、三菱倉庫、他1社の17社と室蘭工業大学内海研究室の1校。
 2025年10月までに方向性を定めて実現性を評価し、将来的に次世代型宇宙港の建設プロジェクトが実施される場合に利用できるようなロードマップ(行程表)、事業計画、ラフデザイン・模型・動画などの成果物を作成する。陸上だけではなく洋上にも検討の範囲を拡大して検討する。
 三菱倉庫は、ワーキンググループへの参加により、物流事業・不動産事業のノウハウを活用し、宇宙関連インフラの整備に貢献する。

次世代型宇宙港ワーキンググループのスケジュール概要、成果物、コンセプト