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24/08/01
レックスプラス、新製品「レックスタグ」がカートラック自動搬送に対応
自動搬送ロボットなどの開発・製造・販売を手掛けるレックスプラス(本社・川崎市、阿蘓将也代表取締役)はこのほど、台車自動けん引ソリューション「レックスタグ」をカートラック(6輪台車)の自動搬送に対応できるようにした。人力で行っていたカートラック搬送を、最大積載量300キログラムまで自動搬送可能とした。
新製品のレックスタグ(L)は、最大けん引能力350キログラム。台車の改造は不要。350キログラム積載の場合、最高時速は4・3キロメートル。
代表的なけん引台車は本宏製作所製のイージーカート、河淳製のH42など。所定の場所に置かれた台車を自動的にけん引する自動連結機能や、指定された搬送先に台車を止め台車を自動的に切り離す自動連結解除機能を備える。
自動搬送ロボット「レックス500」と組み合わせ、既存のカートラックを無改造で自動搬送が可能。最大300キログラムまで積載したカートラックをけん引する。
安全機能として、LiDARセンサーや調音波センサー、バンパーセンサーなど複数のセンサーを併用。人と共存した環境下でも、最適なルートを選択し走行できる。システム連携も可能。倉庫管理システムなどからレックスプラスの運行管理システム「レックスフリート」にAPIによる作業指示を送ることができる。
カートラックは、主にスーパーマーケットや物流センターでの仕分け・トラック積み込みなどで広く活用されている。ただ人力で引っ張る必要があり、省力化しにくいという課題があった。