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24/07/26

JR九州商事×エニキャリ、7月29日から手荷物当日配送サービス開始

 JR九州商事(本社・福岡市、山下信二社長)とデリバリーシェアリングを展開するエニキャリ(同・東京、小崎秀信代表取締役)は7月29日、福岡市で手荷物のホテルへの当日配送サービスを開始する。手荷物の預かりカウンターの荷物を分散し、観光客の手ぶら観光を支援。観光地の受け入れ能力を超えて人が集まることによる生まれる「オーバーツーリズム」の対策につなげる。

手荷物のホテル当日配送サービスのフロー図

 JR博多駅でスーツケースやボストンバッグなどの手荷物を預かり、市内中心部のホテルへ当日配送する。利用者は、JR博多駅の「手荷物一時預かりサービスカウンター」に設置されたQR(二次元)コードから、専用のスマートフォンサイトで手続きを行う。代金を支払い後、手荷物を預けると、目的地のホテルへと配送してもらえる。
 利用者専用サイトは、外国人観光客向けに日本語、英語、中国語、韓国語などに対応。受付時間は午前10時30分から午後2時。料金は1個当たり1500円。
 JR九州とJR九州商事が行うオーバーツーリズム対策の一環として実施する。両社はこれまで、JR博多駅での手荷物一時預かりや、大分県の由布院・別府方面へのキャリーサービスなどを実施してきた。ただ、外国人観光客などの増加で、サービスカウンターは預かり数上限に達する状況が続いていた。当日配送サービスの開始で、一時預かりサービスの受け入れ個数の増大が可能となる。