ラピュタロボ、ホビーリンク・ジャパンで自在型自動倉庫が稼働

　ラピュタロボティクス（本社・東京、モーハナラージャー・ガジャンＣＥＯ）は７月19日、栃木県佐野市のホビーリンク・ジャパンの物流拠点で、自在型自動倉庫「ラピュタＡＳＲＳ」が稼働した。人とロボットの効率的な役割分担で、物流現場の作業負荷低減やランニングコスト最適化を後押しする。

「ラピュタＡＳＲＳ」を導入したホビーリンク・ジャパンの倉庫（栃木県佐野市）

　ロボット群制御技術やミス防止機能を搭載した歩行レスのピッキングステーションなどで、作業の生産性向上を支援する。独自のモジュール構造で、柱やはりがある変則的な空間にも導入できる。既存倉庫の稼働を止めることなく、導入後も規模の拡大や他拠点への移設が可能という。

既存のシステムとも連携し、初のオーダーピッキングと出荷を行った

　模型、プラモデル、おもちゃなどの販売・輸出入を手掛けるホビーリンク・ジャパンＨは、幅広い商品の保管・管理・出荷作業の効率化に向けて、自動倉庫による省人化・省力化を検討していた。設置場所は変則的な形状で防火区画をまたぐ必要もあり、一般的な自動倉庫では導入が難しいとの課題を抱えていた。