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24/07/25

センコー、福岡市の物流拠点に自動化ロボを導入

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は7月、福岡市の福岡アイランドシティー内で運営する物流拠点「福岡XD」に自動化ソリューションを導入し、段階的に稼働を開始した。床へのアンカー施工やシステム連携を前提としない非固定式ロボット。稼働率アップに向けて運用の検証を進める。

「福岡XD」で稼働を開始したTX製ロボットソリューション

 テレイグジスタンスのアームロボット、自動フォークリフト各4台で構成されるロボットソリューションで、パレットからコンベアへの投入作業、パレットからカートラックへの積み付け作業を自動化する。
 独自のAIシステムで、1本のコンベアに複数台のアームロボットを並列配置したレイアウトでの同時稼働、従来の積載効率を維持したカートラックへの積み付けが可能。また、ロボットハンドは把持面にミシン目のあるケースや強度の弱い素材が使われたケースにも対応する。パレットやカートラックを搬送する自動フォークリフトを、アームロボットの稼働状況と連動させながら複数台同時制御でき、エラー発生時には遠隔制御システムで早期復旧する。
 また、2~3年後をめどに、処理能力などを改善・向上させた次世代機を開発・導入する。