• 物流施設

24/07/22

野村不、26年にもフィリピンにファストリの東南アジア最大物流拠点完成

 野村不動産(本社・東京、松尾大作社長)は2026年にも、ユニクロを展開するファーストリテイリングの東南アジア最大の物流拠点をフィリピンのカビテ州でしゅん工する。ファストリ専用施設とし、ユニクロ事業で使用される。
 同国大手開発事業者のフェデラル・ランドとフィリピン・カビテ州で推進している開発プロジェクトの一環で、野村不として初の海外での物流施設。敷地面積は約6万平方メートル、延べ床面積は約4万2000平方メートル。24年4月に着工した。
 カビテ州は、フィリピンの中心機能が集積するメトロマニラに隣接し、フィリピン最大の人口約430万人を擁し、25年に延伸高速道路が開通する見込みがあるなど、さらなる交通利便性が期待されている。
 倉庫内は空調設備を導入し、カフェテリアや休憩室、緑地帯の配置など、快適な就労環境を提供。環境負荷低減に向けては、屋根を活用し太陽光発電による自家消費を行う。全熱交換器の導入により空調効率も高める。
 その他、指紋認証設備の導入により、入退場管理作業効率を改善し、有事の際など停電時でも物流機能を継続するため、非常用発電機で24時間分の電力を確保する。

完成予想イメージ