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24/07/16

PXPと東プレ、「曲がる太陽電池」が神奈川県の研究プロジェクトに採択

 次世代太陽電池スタートアップのPXP(本社・相模原市、栗谷川悟社長兼CEO)と東プレ(同・東京、山本豊社長)は、「曲がる太陽電池」の取り組みで神奈川県の研究開発プロジェクトに採択された。低温物流のGXに向けて、幅広い貨物車に搭載できる太陽電池システムの開発を目指す。
 PXPが開発を手掛けるタンデム太陽電池は、紫外光から赤い光でよく発電するペロブスカイト太陽電池と、赤い光から赤外光でよく発電するカルコパイライト太陽電池を重ねる構造。幅広い波長の光を無駄なく電気に転換する「軽くて、曲がる、割れないソーラーパネル」という。小型な可搬式の低温物流システムから据え付け型の一般的な低温物流システムまで幅広く適用できる。
 「低温物流の脱炭素に資する次世代太陽電池システムの開発」をテーマに、神奈川県の「令和6年度事業『2050年脱炭素社会の実現』に資する研究開発プロジェクト」に採択された。超軽量・薄型・高耐久でどこにでも貼り付け可能な次世代太陽電池システムの開発をPXPが担う。また、断熱性能の高い省エネ型低温物流車両の開発と実証実験を東プレが担う。

低温物流GX技術で温室効果ガス削減や燃料費削減を目指す

従来の車載の発電機による電力を、太陽光によるクリーンエネルギーに置き換える