高速道路３社、新深夜割引は年度末に適用

　東日本・中日本・西日本の高速道路各社は12日、新たな深夜割引の内容を示した。必要な準備を進め、国土交通相の事業許可を受けた上で、年度末ごろに運用を始める。
　深夜割引はＥＴＣ搭載車を対象とした制度。現在は午前０～４時に走れば、その前後に走った分も含め３割引きを受けられる。見直し後は対象時間を午後10時～午前５時に広げた上で、その時間帯に走行した分だけ３割引きを適用する。
　入り口料金所と出口料金所、本線上に設置したＥＴＣ無線通信専用アンテナなどで収集した時間、位置の通信記録から、割引適用時間帯の走行距離と全走行距離を算出して割引後料金を計算する。
　速度超過といった無謀な運転を防ぐため、上限距離を設けるのもポイントで、普通車や中型車は利用１時間当たり105キロメートル、大型車と特大車は90キロメートルとする。