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24/07/12
コクヨロジ、物流センターでフルフレックスタイム制を導入
コクヨロジテム(本社・大阪市、松浦鉄男社長)は7月、従業員が必ず業務する時間(コアタイム)をなくしたフルフレックスタイム制度を物流センターに導入した。自由に就業時間を決められる制度で、従業員のプライベートを充実させると共に、生産性向上にもつなげる。
働く時間の柔軟性を高め、従業員の選択肢を拡大して、多様な人材が働くことが可能な労働環境整備につなげる。まず2022年に、コアタイム有りのフレックスタイム制度を試験導入。従業員の利用実績や感想を踏まえ、23年1月から正式に開始した。さらなる拡大のため今年2月、フルフレックスタイム制を試験的に導入し、繁忙期でも問題がないかの検証を行っていた。
フレックス制度導入半年後に正社員・契約社員に実施したアンケートでは、従業員の45%以上が制度を使用。導入後のアンケートでは、「体や心に余裕が生まれたか」の質問に対し、生まれた・少し生まれたを合計すると約75%が生まれたと回答した。
また2月のトライアル実施後のアンケートでは、従業員の60%が繁忙期中に制度を利用していて、大きなリスクがなく運用可能との結果を得た。加えて、昨年よりも労働時間が減少する効果も見られた。