佐川急便・セイノーＨＤ、10月にＴ２と自動運転貨物車の路線検証を開始

 

　佐川急便（本社・京都市、本村正秀社長）とセイノーホールディングス（同・岐阜県大垣市、田口義隆社長）は10月、自動運転トラックの公道実証を東京－大阪間の高速道路の一部区間で開始する。貨物積載の自動運転トラックによる幹線輸送の路線を検証する。
　自動運転トラックを活用した幹線輸送の事業化を目指すＴ２（同・東京、森本成城ＣＥＯ）との共同実証。佐川・セイノー両グループの運送オペレーションのノウハウとＴ２の自動運転技術を掛け合わせる。2027年をめどに、特定条件下でシステムが運転操作の全てを行う「レベル４」自動運転トラックによる幹線輸送を実現する。
　路線の検証は25年６月にかけて、東京－大阪間の東名・新東名・名神・新名神の各高速道路と伊勢湾岸道、京滋バイパスで実施する。ドライバ―が乗車した上で、特定条件下では運転を行わない「レベル２」相当で行う。
　Ｔ２によると、レベル４自動運転トラック幹線物流輸送を目指した貨物積載状態での公道実証は、日本初。