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24/07/09

NXベトナム、ベトナム南北を縦断する鉄道輸送サービス開始

鉄道コンテナを利用した大量輸送で物流の効率化を図る

 NIPPON EXPRESS ホールディングス(本社・東京、堀切智社長)のグループ会社NXベトナムは6月21日から、ベトナムの南北ハノイ―ホーチミン間1700キロメートルを毎日約48時間でつなぐ鉄道輸送サービスを開始した。物流網の深刻な交通渋滞や、ベトナムで2022年に施行された環境保護法に対応する。トラック輸送に比べ二酸化炭素排出量が大幅に少なく大量輸送も可能な鉄道で物流の効率化と環境負荷低減に貢献する。
 月曜日を除いた毎日運行。渋滞の影響を受けにくいため物流網の安定化に貢献し、大量輸送で物流の効率化を図る。また、二酸化炭素排出量を従来のトラック輸送に比べ約5分の1に削減する。
 近年ベトナムでは、経済成長により製造業や小売業などさまざまな産業で物流ニーズが急増している。特に南北を結ぶ物流網は、製造拠点と消費地を結ぶ重要なルートとして高い需要があり深刻な渋滞が慢性化している。また、ベトナムでは22年から新しい環境保護法が施行され、今まで以上に環境負荷低減に向けた取り組みが求められている。
 NXベトナムはこうした課題を解決し、顧客のサステナビリティー経営(持続可能経営)を推進する。

鉄道輸送ルート