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24/07/05

鴻池運輸、ダブル連結トラックで異業種混載の往復輸送7月8日開始

サントリーの拠点でのダブル連結トラック

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦会長兼社長)は7月8日、サントリーホールディングス、ダイキン工業、ネクスト・ロジスティクス・ジャパンと共同で、ダブル連結トラックを活用した異業種製品輸送を開始する。異業種連携による往復輸送で、運行全体の積載率向上、二酸化炭素排出量削減、トラックドライバー不足の対策に取り組む。
 サントリーの山梨県の拠点から関西方面への製品輸送と、ダイキンの滋賀県の拠点から関東方面への製品輸送で、ダブル連結トラックを活用する。鴻池運輸の島田金谷スイッチセンター営業所(静岡県島田市)を発着点としてドライバーを交替する。
 ダブル連結トラックの活用で、10トントラック2台分の荷物を1人のドライバーで輸送できる。関東・関西間の全行程を1人のドライバーが輸送すると1泊2日の行程で拘束時間が長時間化するが、中継拠点を設けることでドライバーの日帰り運行を実現し、労働環境の改善を図る。また、二酸化炭素排出量は10トントラック2台での輸送時と比べて年間約35%削減を見込む。
 今後、運行便数の増加やダブル連結トラックの追加導入も検討していく。

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