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24/07/02

山善、即納体制強化へ札幌支店の倉庫にLMS・WMS導入

「札幌デポ」倉庫内

 山善(本社・大阪市、岸田貢司社長)は5月、簡易LMS(統合物流管理システム)とWMSを札幌支店(札幌市)の倉庫に導入し、「札幌デポ」としての稼働を開始した。主に機械工具類の在庫アイテム数を拡充するとともに、路線便に頼らない即納体制の強化を図る。
 「ヤマゼンロジスティクス『札幌デポ』」の所在地は、札幌市中央区北二条東14ノ263ノ1、山善札幌支店内。従来、主にツール&エンジニアリング事業部の取扱商品を在庫していたが、LMS・WMSの導入とともにアイテム構成を見直した。現場に即納が必要な切削工具、測定機器、作業工具などの機械工具類を中心に、在庫アイテム数を従来の約2000から約5000へ拡充し、小規模配送拠点として活用する。札幌市近郊で当日配送機能を強化しながら、リードタイムの短縮などでサービスレベルを向上する。
 山善は地域密着型の小規模配送拠点を「デポ」、大規模配送拠点を「ロジス」として物流網の最適化を目指している。2023年1月に「岡山デポ」、24年3月に「金沢デポ」「仙台デポ」を稼働し、自社配送エリアの拡大とより幅広い商品の即納体制を強化してきた。

山善の物流システム