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24/07/02

SGムービング、EVトラック充電ステーションの実証実験に参画

東京エリアの配送で稼働しているSGムービングのEVトラック

 SGムービング(本社・東京、角本高章社長)は、ENEOSが7月2日に開始したEVトラック充電施設の実証実験に参画した。最大で全長10メートルのEVトラックにも対応可能な共用充電ステーションの設置を目指す。商用車の電動化の課題を解決し、EVトラックの普及拡大を図る。
 実証実験は、ENEOSウイングの拠点「新木場TS」(東京都江東区)で行う。共用充電ステーションには2プラグ・最大出力90キロワットの高出力充電器を備え、大型車両1台または全長5メートル以下の小型車両2台を同時に急速充電できる。
 全長10メートルの車両にも対応する共用充電ステーションは、日本初という。また、タブレット端末やパソコンから受け付けをする事前予約制を利用することで、待ち時間の発生を回避できる。
 商用車の電動化ではこれまで、長時間の充電による時間の制限、充電インフラへの投資負担、基礎充電器設置スペースの制約、EVトラック向けの経路充電不足などの課題があった。