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24/07/01

ヤマタネ、産地ネットワーク×農業IoTへ グリーンと資本提携

 ヤマタネ(本社・東京、河原田岩夫社長)は農業IoTのグリーン(同・同、戸上崇CEO)と資本提携した。ヤマタネが培ってきた産地ネットワークに、グリーンの栽培支援テクノロジーを掛け合わせる。持続的営農と環境負荷低減の両立に向けて取り組む。
 グリーンが提供する「e-kakashi(イーカカシ)」は、圃場に設置したIoTセンサーで収集した環境データなどを活用し、最適な栽培方法をナビゲートするサービス。収穫適期や病気・害虫リスクの予測機能で、作業の効率化やリスク回避、品質・収量の向上を支援する。また、技術の共有・継承に向けて栽培マニュアルを電子化し、新たな作物への挑戦や複合経営の促進、収益の安定化に貢献することを目指している。
 ヤマタネは1924年の創業以来、全国の産地と連携して強固な信頼関係を構築してきた。グリーンとの協業で、作り手の思いを消費地まで届ける仕組みづくりを進めるという。今後、具体的な協業内容を定め、改めて業務提携契約を締結する。

グリーンの戸上CEO(左)とヤマタネの河原田社長