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24/06/28

上組、26年2月に加西市で蓄電所をしゅん工し系統用蓄電池事業へ参入

 上組(本社・神戸市、深井義博社長)は2026年2月、発電所や変電所、再生可能エネルギー発電所などに使う蓄電池を扱う「系統用蓄電池事業」に参入する。兵庫県加西市に「加西メガパワー蓄電所」(仮称)をしゅん工。発電所などの電力を需給バランスに合わせて調整する系統用蓄電池を提供し、再生可能エネルギーの安定供給に貢献する。
 加西メガパワー蓄電所の所在地は、兵庫県加西市栄町。系統用蓄電池システムを使って、余剰時の蓄電(購入)と不足時の放電(売電)を行う。また、各電力市場での取引なども実施する。出力13メガワット、容量は54・84メガワット時に対応。
 再生可能エネルギーは、発電量が天候などに左右されるため、導入が進むにつれて余剰電力の発生などによる電力系統の不安定化が課題となっている。系統用蓄電池は、需給バランスの調整を可能とするため、系統の安定化につながる。そのため再エネの導入促進に欠かせないものとして期待されている。

「加西メガパワー蓄電所」(仮称)完成予想図