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24/06/24

ロジスティード、第25回物流環境大賞「特別賞」受賞

 ロジスティード(本社・東京、中谷康夫会長兼社長執行役員)は、クラベ、ユニ・チャーム、鴻池運輸、ロジスティードグループのロジスティードエクスプレスが共同で実施した2社間のラウンドユース(往復輸送)による二酸化炭素排出量削減の取り組みが、日本物流団体連合会主催の「第25回物流環境大賞」で「特別賞」を受賞した。
 クラベの都田北工場で荷降ろしが終わった空コンテナを、ユニ・チャーム掛川DC(ディストリビューションセンター)まで転送し製品の清水港からの輸出に転用した。2社間でコンテナをラウンドユースすることで、二酸化炭素排出量とドライバーの運転時間を削減した。
 取り組みのポイントは、既存の輸入・輸出作業体制を維持したこと。また、海外でのコンテナ状態チェック体制を構築し、日本からの輸出時のコンテナ品質を担保した。本船スケジュールに合わせ、クラベ都田北工場での荷降ろし―空コンテナ輸送―ユニ・チャーム掛川DCでの積み込み―清水港搬入までのスケジュールを関係者間で綿密に調整する体制を構築し、2社間のラウンドユースを計画時間通りに実現した。
 効果は、対象運行回数を年間380回と想定し、年間の二酸化炭素排出量を約119トンから約78トンに削減。年間のドライバーの運転時間を従来の3040時間から1900時間に削減した。
 ロジスティードグループは、二酸化炭素排出量を2030年度に13年度比50%削減、50年度の実質ゼロを目指す「環境中長期目標」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献していく。