センコー、７月ＡＩ活用の倉庫業務自動化システム「サイフォム」を導入

　センコー（本社・大阪市、杉本健司社長）は７月１日、次世代倉庫運用業務システム「ＳＡＩＦＯＭＷ（サイフォム＝Senko ＡＩ FOreMan and Woman）」を３拠点に導入する。ＡＩサービスを提供するＪＤＳＣ（同・東京、加藤エステル聡志代表取締役）との共同開発。ＡＩとデータサイエンスを活用して倉庫運用業務の自動化を図り、管理監督職の業務を支援する。
　これまで管理監督職が担ってきた出勤確認やシフト作成、蓄積されたビッグデータに基づく工数予測、生産管理、進ちょく管理、作業員配置変更の業務をＡＩが担う。具体的には、ＷＭＳと出退勤管理システムをサイフォムと連携させ、ＡＩが各作業で作業進ちょく管理と最適な人員体制を算出し、管理監督職の管理業務を支援する。
　今後はシステム更新を行いながら、全国の物流センターに運用を拡大しローコスト運営の確立を目指す。センコーの杉本社長は「ＪＤＳＣと共同開発したサイフォムは、物流センターのＤＸ革命のスタートと位置付けている。今後はさまざまな施策をスピード感を持って実行し、重要な社会インフラである物流の持続可能性を高めていきたい」と述べた。
　センコーは今後も、ＤＸ投資を積極的に行い、物流センター業務の標準化や機械化・省人化を図り、物流の持続可能性を高めていくとしている。