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24/06/18

セイノーHD、10月めどに572億円で三菱電機ロジ買収

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は10月1日をめどに、三菱電機ロジスティクスを買収する。株式の66・6%を取得し、連結子会社化する。取得価額は572億7600万円。
 セイノーHDは、三菱電機ロジが持つ大型機器・設備などの特殊輸送、半導体や精密機械の輸送に関するノウハウ、物流センターなどの資産の活用を図る。エレクトロニクス領域での対応力を強化し、顧客のサプライチェーン最適化に貢献する。
 三菱電機ロジは1958年設立。資本金は17億3500万円。三菱電機の物流子会社としてロジスティクス事業、輸配送事業などを手掛けてきた。2024年3月期の単体売上高は1062億8200万円、営業利益は30億7500万円。
 現在は三菱電機が三菱電機ロジの株式の97・91%を保有している。株式譲渡後の比率は、セイノーHDが66・6%、三菱電機が33・4%となる。