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24/06/17

NXHD、CO2見える化サービス「アスエネ」を提供するアスエネに出資

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、堀切智社長)は5月29日、アスエネ(同・東京、西和田浩平代表取締役兼CEO)と資本業務提携を締結した。アスエネの提供する二酸化炭素(CO2)排出量を見える化するクラウドサービスを活用し、自社のCO2排出量削減につなげるとともに、NXHDのCO2排出量算出ツールとのNXHD、CO2見える化クラウドサービス「アスエネ」に出資連携も検討する。
 アスエネは、CO2排出量を見える化する「アスエネ」や、ESG(環境・社会・企業統治)評価クラウドサービス「アスエネESG」、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営・提供している。現在、6000社を超える企業・自治体で導入されていて、日本やアジアで事業を拡大している。
 NXHDは、グループ全体のCO2排出量を2030年までに13年比50%削減することを掲げている。アスエネを活用して自社のCO2排出量を可視化し、より効果的なCO2排出量削減対策の立案・実行が可能になる。
 また、アスエネプラットフォーム(基盤)と、NXグループが提供するCO2排出量算出ツール「エコトランス・ナビ」の連携も検討している。アスエネを利用する企業は、製造工程だけではなく、物流のCO2排出量でも詳細な算出が可能になる。
 またCO2排出量削減のマーケットプレイス「アスエネストア」を通じ、NXグループの物流脱炭素ソリューションの提供も検討する。
 新商品の開発も検討する。CO2排出量を削減する事業に投資することで、排出する温室効果ガスの埋め合わせを行いクレジットを獲得する「カーボンクレジット」や排出権取引などを行う「カーボンオフセット」の取り組み分野で、顧客のサステナビリティ経営を支援する新たな機能、サービス共同開発・展開も進める。