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24/06/14

DNP、多機能断熱ボックスの新製品を発売

 

使用時のイメージ。配送後は折りたためる

 大日本印刷(=DNP、本社・東京、北島義斉社長)は6月14日、従来比で約27%軽量化した「DNP多機能断熱ボックス」を発売した。冷凍・冷蔵食品やチルド食肉類だけではなく、医薬品や化学薬品類などの幅広い輸送課題の解決を後押しする。
 電源を使わずに内部の温度を長時間一定に保ち、長距離の輸送を行うことが可能。冷蔵庫用などで長年実績のあるフィルムと従来製品の設計技術を応用・発展させ、さらに真空断熱材を工夫した。4時間は保冷剤無しでも保冷できる。また、保冷剤を従来と同量使用した場合、保冷時間は従来比約2・2倍となる。
 DNPは2017年から、真空断熱材を用いた多機能断熱ボックスを提供してきた。新製品の開発で、配送時のドライバ―の負荷軽減や環境負荷の低減に貢献する。