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24/06/11

NXアメリカ、EVトラック初導入 年度内に計14台へ

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、堀切智社長)のグループ会社NXアメリカは5月30日、EVトラックを初導入した。今年度中に計14台の導入を目指す。二酸化炭素排出量削減による気候変動への対応を強化する。
 テキサス州のサンアントニオ営業所で稼働を開始した。年度内にカリフォルニア州ロサンゼルス、イリノイ州シカゴ、ノースカロライナ州ラレーなどの拠点に順次導入する。初年度は、自社事業での二酸化炭素排出量を年間約11%削減する見込み。
 また、燃料燃焼などによる二酸化炭素排出(スコープ1、2)削減が難しい顧客に対し、EVトラックによる運行スケジュールを独自に設定し、削減可能な二酸化炭素排出量を数値化することで、物流活動での二酸化炭素排出(スコープ3)の削減をサポートする。
 NXグループは気候変動への対応強化を重要課題の一つに設定。自社事業の二酸化炭素排出量削減に努めるとともに、顧客の二酸化炭素排出量削減に貢献する商品やサービスを開発・提供する。

NXアメリカで導入したEVトラックヘッドと53フィートコンテナ