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24/06/11

日本GLP、川崎市に国内最大規模の冷凍・冷蔵倉庫27年8月しゅん工へ

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2027年8月、冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP川崎Ⅱ」を川崎市にしゅん工する。延べ床面積20万平方メートル超で、国内最大規模。常温区画を加えた3温度帯で、幅広いニーズに応える。
 所在地は川崎市川崎区扇町。敷地面積は約8万2000平方メートル。免震・プレストレストコンクリート造5階建てで、延べ床面積は約20万5000平方メートル。賃貸の最小区画は約2600平方メートルで、最大35テナントが入居可能。
 各階にアクセス可能なダブルランプウエーを備える。庫内には中央車路を設置し、効率的な物流運営ができる仕様。5階の一部には通常の2倍(3000平方メートル)となる防火区画フロアを設ける。また、トラックドライバーの負担軽減に向けて、45台分のトラック待機場を整備する。
 首都高速神奈川1号横羽線の浜川崎インターチェンジ(IC)から約1・5キロメートル、大師ICから約4・6キロメートルの立地で、関東全域をカバーする物流拠点としての利用を見込む。羽田空港から直線距離で約6・9キロメートル、川崎コンテナターミナルから約4・0キロメートルで、船舶や航空便を活用した輸配送にも対応する。
 日本GLPは関東・関西それぞれの巨大消費地で冷凍・冷蔵施設の開発を推進している。25年2月には、関西最大級の全館冷凍・冷蔵、全館可変温度帯仕様のマルチテナント型物流施設「GLP神戸住吉浜」を神戸市にしゅん工する。

「GLP川崎Ⅱ」外観イメージ