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24/06/10

日通、中部空港→米オハイオ州の緊急輸送ニーズに応える航空混載便

 

NXアメリカ・コロンバス支店(外観)

 

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は新たな航空輸送サービス「NX-FORWARDING-AIR-Ohio Midnight Express」を開始した。中部国際空港(愛知県常滑市)から米国オハイオ州までの配送を従来比1日短縮。自動車関連産業が盛んな中部地区の顧客を中心に、オハイオ州向けの緊急の貨物輸送の需要に応える。

 

従来のシカゴ経由のサービスと比べ、リードタイムを1日短縮

 

 夕方に中部空港へ搬入された貨物を、同日深夜便の米シンシナティ空港向け直行便に搭載する。到着後はNXアメリカ・コロンバス支店(オハイオ州)が貨物を引き取る。

 NXグループは中部空港内で国際貨物を扱う作業拠点を運営しているほか、コロンバスでも自社施設(コンテナフレートステーション)を保有。コロンバス支店から配達先への輸送に緊急配達サービスを組み合わせることで、オハイオ州内への同日中の配達が可能となる。
 NXグループはこれまで、シカゴ・オヘア空港を経由してオハイオ州向けの貨物を配送していた。新サービスでは、よりオハイオ州に近いシンシナティ空港を活用する。発着双方でグループ一貫のオペレーションを行い、リードタイムを短縮。また、ウエストバージニア州などの近隣地域への配送手配にも対応する。