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24/06/10

T2、新東名高速道路で「自動運転レベル2」の公道実証実験を開始

 自動運転トラックを使った幹線輸送サービスの事業化を目指すT2(本社・東京、森本成城代表取締役兼CEO)は5月29日、新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリア(SA)―浜松SA間で自動運転レベル2の公道実証実験を開始した。2024年度中に綾瀬(神奈川県)―西宮(兵庫県)間に実証を拡大する。

実証実験に使用した車両

 同社は23年4月以来、大型トラックを用いた実証実験を重ねてきた。今回の実証では、政府がデジタルライフライン全国総合整備計画で自動運転車優先レーンとして位置付けている新東名高速の駿河湾沼津SA―浜松SA間の約117キロメートルを走行した。
 沼津―浜松間の実証を重ねた後、段階定期走行区間を拡大し、25年3月には綾瀬―西宮間の全区間、約500キロメートルの実証を行う予定。
 T2は、日本の物流を既存の物流関係者と共に支えるため、自動運転トラック幹線輸送サービスの社会実装へ向け、目標に従って開発を進めていくとしている。

沼津―浜松間の実証実験の様子