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24/06/10

あさひ、10月に京都府京田辺市に「西日本物流センター」を本稼働

 自転車専門店とオンラインショップ「サイクルベースあさひ」を運営するあさひ(本社・大阪市、下田佳史社長)は10月、「西日本物流センター」を現在の三重県伊賀市から京都府京田辺市に移転し本格稼働する。物流拠点をより店舗に近い立地に移し、配送効率を高めることで「距離×台数」により算出する物流不可係数の80%削減を狙う。
 新・西日本物流センターの所在地は、京都府京田辺市甘南備台2ノ14ノ8西田辺工業団地内。オリックス不動産の開発した「京田辺ロジスティクスセンター」を一棟借りする。敷地面積は約1万2480平方メートル。3階建てで、延べ床面積は約2万16平方メートル。
 京奈和自動車道田辺西インターチェンジから約0・6キロメートルに立地。2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定され、関西を中心とした西日本エリアの広域配送だけでなく、東日本と西日本の結節点としてもさらなる利便性向上が期待できるエリア。
 施設1階には、10トン車17台、4トン車2台の最大19台が同時接車できるバースを完備。屋上には太陽光発電システムを設置した。夜間や天候の影響で電力が不足する場合には、非化石証書付き電力の供給を受けることで、100%再生可能エネルギー由来の電力のみで稼働できる。
 あさひは、中期経営計画の成長基盤の一つに「物流基盤の強化と最適化」を定めており、今回の移転はその一環。物流拠点の再配置を進め配送効率を高めるとともに、庫内運用ではDXを活用し、ドライバーの待機時間の削減にも取り組む。
 あさひは、今後も自転車を通じて持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

「西日本物流センター」は京都府京田辺市に移転し10月から本稼働する