• 物流企業

24/06/05

NTTロジ、埼玉物流センターがJILS物流改善事例大会で発表

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)の埼玉物流センター(埼玉県加須市)は、5月に開催された日本ロジスティクスシステム協会(=JILS)「全日本物流改善事例大会2024」で改善事例を発表した。

電源アダプターケーブルの「自動クリーニング・結束ロボット」の結束作業

 ロボット改良による自動化対象物品拡大、ツール開発による手作業削減・効率化をテーマに、グループの強みの最新の技術力と現場の知恵を融合した改善策を紹介した。
 レンタル機器の付属品の電源アダプターケーブルの洗浄・検査・巻き取り・結束などの回収再生作業で、既存のロボットを改良した2号機を増設した。ロボット作業比率を従来比25ポイント増の46%に引き上げ、作業者8人分を省人化した。

5月14~15日に開催された「全日本物流改善事例大会」で、事例発表した

 ロボット導入後の残りの54%の手作業も、半自動コード巻き取り機の独自開発・導入で同43ポイント減の11%となる見込み。また、レンタル機器本体と付属品のセット化作業では、AI画像認識技術による検品システムを改修した。これまで対応できていなかった21%の製品の検品が可能となり、目視検品の完全廃止と作業員1人分の省人化を実現した。