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24/05/31

コープさっぽろ、北海道の物流4社+青果卸1社を買収

 コープさっぽろ(大見英明理事長)は29日、グループの物流を担う北海道ロジサービス(江別市)が道内の物流企業4社と青果卸1社を完全子会社化した。拠点間輸送などの基幹物流を強化すると共に、調達機能を高める。
 道内トップクラスのコールドチェーンを有するアイアイ・テー(石狩市)をはじめ、そのグループのウィルキャリー(苫小牧市)、ロジエンス北海道(石狩市)、デリバリー(苫小牧市)の物流4社、青果卸のオリエンタルフーズ(札幌市)の全株式を取得した。
 コープさっぽろは計8カ所(石狩市5、札幌市2、苫小牧1)の物流・倉庫拠点をグループ傘下に加える。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応し、4社合計のトラックは約270台。
 オリエンタルフーズは1978年設立。資本金4000万円。北海道内のスーパーマーケット向けに青果卸事業を展開してきた。また、アイアイ・テーは88年、オリエンタルフーズの物流部門を分離独立する形で設立。資本金8800万円。その他の関係会社と共に、主にスーパーマーケットおよびディスカウントストア向けの物流事業を手掛けてきた。
 日本産業推進機構を通じた株式譲渡。