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24/05/31

アイシン、5月30日に安城工場を移転開設

 アイシン(本社・愛知県刈谷市、吉田守孝社長)は5月30日、愛知県安城市の「安城工場」を移転し開設した。操業60年となる旧・安城工場の老朽化への対応と、交通・物流面で利便性の高い立地を生かし、生産性・職場環境の向上につなげる。

5月30日に移転開設した「安城工場」

 新工場の所在地は、愛知県安城市榎前町西林1ノ1榎前地区工業団地内。ガスヒートポンプエアコンや、エネファームなどのエネルギー関連機器の製造を行う。
 またカーボンニュートラル(炭素中立)への対応として、屋根や外壁に遮熱シートを設置。室内温度上昇を抑制する。また画像センサーを用いた照明制御など、新しい二酸化炭素(CO2)削減アイテムを取り入れ、カーボンニュートラル実現に貢献する工場を目指す。
 また、「人の力を最大限に引き出すオフィス」をコンセプトに、従業員の働きやすさを重視したデザインを採用。人が集まりやすいコミュニケーションエリア、ひらめきや気分の切り替えに最適なリラックスエリアなど、シーンに応じて使い分けられる環境を整備した。

アイシン吉田社長がしゅん工式であいさつを行った

 従来の安城工場跡地は、安城市が定める「三河安城駅周辺のまちづくり」区域に指定されていて、2026年10月頃、「三河安城交流拠点(アリーナ)」が設立予定。
 アイシンは今後も、よき企業市民として社会に寄り添い、経営理念である「移動に感動を、未来に笑顔を。」を実現していく。