三井不、愛知・岩倉市に中継輸送対応の物流施設をしゅん工

　三井不動産（本社・東京、植田俊社長）は５月15日、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク（ＭＦＬＰ）名古屋岩倉」を愛知県岩倉市にしゅん工した。中部圏の拠点ニーズに応え、全国輸配送の中継地としての活用を見込む。
　所在地は岩倉市川井町下田南１ノ９。敷地面積は３万5121平方メートル。柱鉄筋コンクリート・はり鉄骨造４階建てで、延べ床面積は５万9860平方メートル。名神高速道路の一宮インターチェンジ（ＩＣ）、名古屋高速一宮線の西春ＩＣに近接している。
　ランプ方式を採用し、４階バース前に奥行５・４メートルの大型のひさしを完備。ＢＣＰ対応として、非常用発電設備と備蓄倉庫も備えている。また、休憩用のラウンジではＷｉ-Ｆｉ（無線ＬＡＮ）を提供し、24時間対応可能な無人コンビニを設置。中継輸送のドライバ―乗り換え時の待機スペースとしても快適な環境を提供する。
　屋上に太陽光発電パネルを設置し、施設内共用部に給電する。入居テナントへの「グリーン電力」の提供も可能。また、敷地の一部は防災拠点や憩いの場として地域に開放する。
　三井不が中部圏で手掛ける４件目の開発物件で、2025年５月には５件目の「ＭＦＬＰ一宮」を一宮市にしゅん工する。敷地面積は３万758平方メートル。鉄骨造４階建てで、延べ床面積は６万5909平方メートル。ＭＦＬＰ名古屋岩倉に続き、中継輸送の需要に応える。また、重量物の取り扱いにも対応する。