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24/05/14

西濃、一般・宅配便届出運賃改定 6月1日から最大20%値上げへ

 西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、高橋智社長)は6月1日から、一般便・宅配便の届け出運賃を改定する。地域・距離・重量により2019年運賃比で10~20パーセントの値上げ。燃料、エネルギー、車両の価格高騰や労働コストの上昇による厳しい経営状況に対応する。
 19年以来の値上げ。同社は労働規制強化による24年問題に対応するため貨物列車を活用したモーダルシフトや中継拠点設置による効率的な輸送を推進してきたが、安全・環境に関わる法令順守や自社従業員・協力企業の労働環境の改善、各種コストの上昇により厳しい経営状況にある。この状況下で、輸送網の維持に長期的・継続的に取り組むため、届け出運賃の改定を決定した。