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24/05/14

菓子標準パレット化促進協議会、パレ標準化ガイドライン改訂

 菓子物流でのパレット化を推進する菓子標準パレット化促進協議会はこのほど、パレット標準化のガイドライン(指針)を改訂した。パレット利用の拡大の一環として、「検品レス」運用の業務指針を更新した。
 菓子標準パレット化促進協議会は、バラ積み輸送が常態化する菓子物流のうちスナック菓子・米菓の物流で、パレット標準化の促進を目的として設立。トラックドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題に対応するべく、菓子物流のデジタル化・省人化・効率化が課題となる中、パレット化を推進する。トランコムと丸紅ロジスティクスが事務局を務め、製造業8社、卸売業4社、物流業6社、レンタルパレット業3社の計21社が参画。22年にガイドラインを発行した。
 ガイドライン改訂では、製造業・卸売業の物流拠点での検品レス運用ルールを取りまとめた。ドライバーの納品時の効率化を推進するため、製造業の4業務(出荷・積み込み、納品、受領管理、納品時かし対応)と卸売業の4業務(発注、納品、納品時かし対応、入荷格納)での検品レスの実施基準を定めた。
 菓子標準パレット化促進協議会は、今後も菓子業界でのパレット利用普及を推進し、業界で協調して24年問題や環境への配慮などの社会課題に取り組む。