• 物流施設

24/05/13

日本GLP、25年末 熊本県に近鉄ロジスティクス・システムズ専用施設

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2025年12月末、物流施設「GLP熊本大津」を熊本県大津町にしゅん工する。投資額は約41億円。半導体やパソコン・サーバーなどの輸送を手掛ける近鉄ロジスティクス・システムズが、専用施設として一棟借りする。

「GLP熊本大津」施設外観イメージ

 所在地は大津町杉水3713ノ1ほか。敷地面積は約6400平方メートル。耐震・鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約1万3200平方メートル。4階建てのボックス型施設で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を備える。床荷重は1平方メートル当たり1・5トンで、重量物にも対応。また、全館に空調設備を設け、従業員の快適な就労環境を整備する。
 熊本空港から約7キロメートル、九州縦貫自動車道の熊本IC(インターチェンジ)から約11キロメートル、益城熊本空港ICから約16キロメートルで、九州全域への広域配送拠点として優れた立地条件を備える。
 半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)や東京エレクトロンなどの拠点が集結する半導体産業団地の近隣エリア。九州経済の成長をけん引する地域として、半導体関連の部品や精密機械を保管するための先進的物流施設の需要が高まっている。