東部ネット、産業用ガス輸送のテーエス運輸を子会社化

　東部ネットワーク（本社・横浜市、若山良孝社長）は４月８日、テーエス運輸の全株式を取得し子会社化した。産業用ガス輸送事業の拡大を図る。
　テーエス運輸は1968年設立。資本金4500万円。産業用ガス大手の仏エア・リキードの日本法人日本エア・リキードの子会社として、同社製品の液化酸素、液化窒素、液化アルゴン、炭酸ガスなど産業用ガスを半世紀以上にわたり配送してきた。今後、新エネルギーとして期待が高まる水素の輸送実績も持つ。2023年12月期の売上高は６億6900万円、営業利益は3360万円。
　東部ネットは22年に産業用ガスや水素の輸送を手掛ける魚津運輸を子会社化しており、産業用ガス輸送事業とともに、拡大が見込まれる水素・アンモニア輸送事業を強化していく方針。