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24/05/07

タイミー、「バッジ」付与累計100万個 物流2024年問題が影響か

 単発アルバイトのマッチングサービス「タイミー」を手掛けるタイミー(本社・東京、小川嶺代表取締役)が働き手のスキルや実績を可視化するために付与する「バッジ」の累計数が100万個を突破した。豊富なアルバイト人材のマッチングで、物流課題を抱える企業の需要にも応える。
 4月19日時点のバッジの付与数は、今年2月末からの2カ月弱で約2・1倍に増えた。種類別では、物流の仕分けにひも付くバッジの付与率が最も高く、同2・3倍。ピッキング、検品、こん包、搬入出のバッジもそれぞれ倍増した。
 また、仕分けのバッジ付与数をエリア別に見ると、東北が同2・9倍と顕著に増加した。次いで九州沖縄が同2・6倍、東海と中四国が同率の同2・5倍。ドライバ―の残業上限規制に伴う物流2024年問題を背景に、荷待ち時間の削減の重要性が高まっており、荷主・倉庫側での仕分けやこん包業務でのアルバイト人材の活躍が期待されるという。
 タイミーのバッジ機能は23年10月に導入。物流をはじめ飲食、ホテルの仕事にひも付く計13種類で、事業者がワーカーの働きぶりを見た上で認定している。バッジ付与数は、タイミーが1月1日~4月19日、タイミー上でのバッジ保有者数のデータを基に集計した。2月末と4月19日時点での付与数を比較し、推移を算出した。

付与されたバッジの種類別では「仕分け」が最多。また、東北エリアで顕著に増加した