- 物流企業
24/05/01
浜名梱包、屋外対応型自動搬送サービス「イブ・オート」を導入
浜名梱包(本社・浜松市、鈴木猛社長)は、磐田営業所(静岡県磐田市)でeve autonomy(イブ・オートノミー)が提供する屋外対応型自動搬送サービス「eve auto(イブ・オート)」を導入した。
磐田営業所では、ヤマハ発動機の二輪や船外機の部品が、サプライヤーから共同運行便で集約される。所内の5棟の倉庫で100社を超える取引先向けに部品の仕分け、トラックへの積み込みなど出荷作業を行う中で、物量が増加し、対応するには仕分けエリアの拡大が必要だった一方、搬送距離が延び効率悪化が予想されるエリア拡大に踏み切れなかった。
そこで、無人搬送車両のイブ・オートを導入。繁忙期に人手を増やさず運搬可能になり、レイアウトの自由度も広がったことで、物量に合わせた仕分けエリアの配置変更など、効率的な倉庫の運用が可能となった。
「フォークリフトでは1回に運べる量が1パレット分だが、イブ・オートであれば、何倍もの部品を運搬でき効率的な搬送を実現できた」と浜名梱包。誘導線式AGV(無人搬送車)の場合、レイアウト変更に対応できないが、イブ・オートは誘導線の埋設工事が不要で短期間で導入でき、物量に応じたレイアウト変更も容易に行える点を評価した。
イブ・オート「FG-01」は自律移動し、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止が可能。全長2275×全幅1105×全高1885ミリメートル、483キログラム。最大牽引重量1500キログラム、最大積載重量300キログラム。リチウムイオンバッテリーで駆動し、最大走行時速は手動運転時19キロメートル、自動運転時10キロメートル、最大登坂性能は無負荷・手動運転時9・6度(17%)、積載300キログラム・自動運転時6・8度。