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24/04/26

24年問題、対策とる物流企業まだ6割 取り組み徐々に

 ドライバーへの残業上限規制の適用後も、物流2024年問題の対策を実行する物流企業は6割にとどまっている。物流業界向けプラットフォーム(基盤)「ロジポケ」を提供するXMile(=クロスマイル、本社・東京、野呂寛之CEO)の調べで分かった。
 23年10月に続く2回目の調査。24年問題への対策を「行っている」または「やや行っている」と回答した物流企業は、前回比1・2ポイント増の63・4%だった。微増だが、このうち「行っている」は同6・1ポイント増の33・2%、「やや行っている」は同4・9ポイント減の30・2%=グラフ=で、全体では徐々に本格的な取り組みへ移行している。
 対策を行う上での課題は「ドライバーの定着・確保が困難」(52・7%)が最多。最優先の課題にも「人手不足の解消」(44・4%)が挙がった。採用したいドライバー数は企業規模によって傾向が異なり、従業員50人以下の企業の85%が「1~5人」、501人以上の企業の46・9%が「16人以上」だった。
 調査は、3月28日~4月3日、全国の運送企業の役員を対象にインターネットで実施。従業員500人以下の中小企業を中心に、20~70代男女226人の回答をまとめた。