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24/04/26

郵船ロジ、成田ロジスティクスCにOCRソリューション導入

 郵船ロジスティクス(本社・東京、岡本宏行社長)は、千葉県芝山町の成田ロジスティクスセンターのターミナル入庫業務にOCR(光学文字認識)を利用する。航空貨物輸送事業の業務効率化とサービス品質の向上を実現する。

ケースマーク読み取りフロー

 倉庫作業員が荷物の外装に貼付けられた記号・番号や文字などのケースマークをハンディターミナルなどの携帯端末で読み取り、データを画像・テキスト・QR(2次元コード)として現場でラベル出力する。事務作業員が2次元コードをスキャンすると自動でシステムにデータが登録される。月間約430時間の作業時間削減が見込まれ、業務の省力化と迅速化、サービス品質の向上を短期間で実現可能にした。
 これまでは、貨物に張り付けられたケースマークを一日に数百件ほど書き取り、手作業でデータ登録していた。ケースマークには配送先や重量など貨物の詳細を示す記号や番号、文字など多くの情報が記載されているため、複数の作業員が目視確認したうえでシステムに手入力する必要があり、工数の確保や業務負荷が課題となっていた。
 今後も、ほかの国内拠点などへの導入拡大を検討し、さらなる業務効率化や生産性の向上、より高品質なサービスの提供を図るとしている。