- 物流企業
24/04/25
佐川GL、AR活用の物流最適化でエピソテックと共同実証
SGグループの佐川グローバルロジスティクス(=佐川GL、本社・東京、山本将典社長)は1~3月、AR(拡張現実)技術を活用した物流業務支援システムの実証実験を埼玉県久喜市の拠点で実施した。ARアプリの企画・開発を手掛けるエピソテックとの共同実証。ヒトの判断が必要な業務をAR技術で支援し、庫内オペレーションの最適化を目指す。
エピソテックのOJT(職場内訓練)手順書「Dive」のAR技術を応用したシステムを共同開発する。実証実験で、ARを活用した作業マニュアルによる教育時間の削減、作業動線のAR表示による効率化などを検証した。また現場スタッフでも簡単に運用可能かも確かめた。想定を上回るデータを取得し、倉庫現場でのARの有用性を確認した。
両社はSGグループのオープンイノベーションプログラム「HIKYAKU LABO2023」から、パートナー企業として物流へのAR活用に取り組んできた。佐川GLは今後も、業務の生産性向上や顧客への新たなソリューションの提案に向けて、DXを推進する。