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24/04/22

商船三井、自動車船の業務効率化で新システム導入 積載台数もアップ

 商船三井(本社・東京、橋本剛社長)は4月、船内への自動車の積み込みエリア・台数の予定入力・実績確認ができるシステムの利用を開始した。DXを活用して自動車の積み込み効率向上や積載台数アップを実現し、サービス品質の向上につなげる。

システム導入前後で作業はこう変わる

 同社がシステム開発に全面協力し、貨物検数協会が開発した「ジェーカープス」を導入した。このシステムは、船会社、荷役企業、貨物件数協会間での即時情報共有を可能にする。積み付けプランの入力や確認を同一プラットフォーム(基盤)上で行える。
 またこれまで独立していた、船会社と貨物検数協会のデータベースを統合。これまで異なっていたフォーマットを統一することで、追加の積載台数の把握が容易になった。「ファイル添付機能」「簡易メッセージ送付機能」も搭載したため、システム上での相互連絡も可能となった。
 これまでは、船会社が自社システムに積み込みプランの入力や荷役会社への積み込み依頼を行っていた。また検数後に貨物検数協会が独自システム数値を入力し、船会社へメールで情報共有されていた。