• 物流企業

24/04/18

鈴与、現地法人がメキシコで3拠点目の倉庫稼働

 鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)のメキシコ現地法人スズヨメキシコは4月、同国中央部に位置するグアナフアト州シラオ市で「シラオ倉庫」を稼働した。同国3拠点目の倉庫新設で、スズヨメキシコの強みであるコンテナ輸送や倉庫保管サービスを提供し市場のニーズに応える。
 新倉庫は、日系企業も多く入居するグアナフアト州最大の工業団地・プエルトインテリオール工業団地内に立地。延べ床面積は7500平方メートルで、主要高速道路から約5分の立地。同州には、完成車メーカーや自動車部品メーカーが多く進出しており、近年ではメキシコ国外に輸出する自動車の生産需要が高まってきていることから、物流インフラの需要も高まっている。
 スズヨメキシコは2012年の創業以来、同国中西部アグアスカリエンテス地区で2つの拠点を稼働。メキシコ北部荷主への保管拠点としての活用や、競争力のある価格での米国―メキシコ間陸上輸送、業務提携先UPSの緊急航空便サービス、販売先近郊での危険品を含む工場製品・調達品の保管、輸出品製造のための一時輸入への対応を強みに、日系企業の顧客を中心に物流サービスを提供してきた。今後も顧客の需要に柔軟に対応し、海外での物流事業を万全にサポートしていく。

4月から稼働した「シラオ倉庫」(写真中央)