• 物流企業

24/04/15

センコー、30年にW連結トラック100編成へ導入加速

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は2030年までに、ダブル連結トラックの100編成体制構築を目指す。24年8月、中継輸送の専用基地を浜松市に開設し、長距離幹線輸送網の拡大を図る。物流の2024年問題に対応し、省人化・二酸化炭素削減の対策を加速する。
 現在、関東―関西間で8編成のダブル連結トラックを運行しており、24年度は中部―関東間で6編成を追加予定。新設の中継基地「ツナグステーション」の機能も活用して導入を加速する。中継基地は約50台分の駐車スペースを備え、トレーラー交換やドライバーの交代に対応する。また、25年2月には、隣接地に貨物積み替え、荷さばき・保管用スペース約2310平方メートルをオープンする。
 センコーはこれまで2年間の運行実績で、ダブル連結トラックによる省人化・二酸化炭素削減の効果を確認した。今後のさらなる運行拡大で、より大きな効果を見込む。

ダブル連結トラック。100編成は大型トラック200台に相当する

ダブル連結トラックによる効果