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24/04/10

ファミマ×ローソン、東北の一部で共同輸送を実施

 ファミリーマート(本社・東京、細見研介社長)とローソン(同・同、竹増貞信社長)は4月11日、東北地方の一部地域でアイスや冷凍食品の共同輸送を開始する。安定供給の維持と、環境負荷低減の実現を目指す。実験以外の本格的な共同配送は全国チェーンのコンビニでは初。
 秋田県向けの輸送を共同化する。10トントラック1台を使い、アイスクリームや氷、冷凍食品などを共同輸送する。宮城県多賀城市のファミマの拠点からスタートし、盛岡市のローソンの拠点に立ち寄り、ローソン用の商品を積載。秋田市ではまずローソンの拠点に立ち寄り荷降ろしを行い、最後に同市内のファミマの拠点に商品を届ける。
 週に1度、両社の翌週の積載予測量を確認。1台に積載可能な場合に実施し、不可能な時はそれぞれ輸送する。共同化で1回の輸送で、両社合計120キロメートルの距離を短縮。二酸化炭素(CO2)は、同56キログラム削減する見込み。
 両社は、2020年8月と22年2月の大手コンビニ3社の共同配送実験に参加。実験終了後も安定的な商品供給や物流網維持に向けて協議や実験を行ってきた。今後も、共同輸送の地域拡大などを検討していく。