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24/04/08

SBSHDなど、愛知県幸田町でEV転換したトラックを試験走行

 SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は3月18~19日、愛知県幸田町でEV転換した中古2トントラックの試験走行を実施した。中古車をEV転換し、投資負担を抑え、EVの保有比率拡大を推進する。
 試験走行では、EVを含む自動車・自動車部品の開発・設計を手掛けるIATと合成樹脂製品を製造するヤマト・インダストリーと協業。幸田町の「幸田サーキットyrp桐山」で行った。
 廃棄予定だった2012年式いすゞ自動車「エルフ」の2トントラックのディーゼルエンジンを、IATとヤマト・インダストリーが、2台のバッテリー(合計84キロワット時)とモーターに換装してEVに改造。荷台を外した状態でサーキットコースを周回し、走行性能や安全性を検証した。量産を前提とした小型ディーゼルトラックのEV転換は国内初という。
 SBSHDは、環境などの持続可能性を重視するサステナビリティーの目標達成に向け車両のEV化を推進している。今後、荷物積載状態での走行性能などを確認し、型式認証を取得する。また量産化に向け、三菱ふそうトラック・バス「キャンター」の1・5トントラックのEV転換も進め、保有比率拡大を進める。

EV転換した2トントラックの試験走行の様子