- 物流企業
24/04/02
三井倉庫エクス、日米間で再生医療品の国際輸送PFを構築
三井倉庫エクスプレス(本社・東京、一柳尚成社長)はこのほど、再生医療などの製品に対応した日米間の国際輸送プラットフォーム(基盤)を構築した。人命に直結する再生医療の領域で、製品の品質を担保し、遅滞なく輸送できる状況を整え、顧客の事業拡大に貢献する。
全日本空輸(ANA)と連携し、温度管理コンテナを使用せず顧客が行う保冷機能のあるこん包で輸送が可能な「PRIO PHARMA-QuickCare」を開発。取り扱い対象に再生医療品などを含む新サービスで、顧客の要望に応じた品質管理に関する各種手順書を順守し、予約便への100%搭載を保証する。また異常発生時には迅速なバックアップ体制を整備している。
三井倉庫エクスは、成田空港や関西空港で国際航空運送協会(IATA)の医薬品航空輸送品質認証「CEIV Pharma」を取得。医薬品のGDP(適正流通基準)に準拠した国際輸送サービスの提供を進めてきた。再生医療分野でも、厳密な品質管理体制のドア・ツー・ドアのサービス体制を構築し、サービスを拡充を進める。高度な管理体制構築と継続的な整備を通し、顧客の事業拡大に貢献していく。