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24/04/01

センコーG・アクロストランスポート、FCトラックをグループで初導入

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)のアクロストランスポートは3月25日、グループ初のFC(燃料電池)トラック1台を導入した。環境に優しい物流を推進し、脱炭素社会の実現に貢献する。今後もグループ全体で低燃費・低公害な環境対応車両の導入を拡大する。

3月25日、都内のアクロストランスポート本社で納車式を行った

 FCトラックは、充てんした水素と空気中の酸素を反応させて燃料電池で発電し、その電気でモーターを回転させる仕組み。走行時に二酸化炭素を排出しない、環境に配慮した車両として、社会実装に取り組む。
 車両側面には、水素原子をモチーフにしたイラストを入れ、地球に優しくサステナブル(持続可能)な社会をつくる取り組みを表現した。また、車両後方に、従業員の子供たちが交通安全の願いを込めて描いた絵をあしらい「こどもミュージアムプロジェクト」の車両としても活用する。

子供たちが交通安全の願いを込めて描いた絵で車両の後方をラッピングしている

 トラックの導入に当たっては、一部を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業として実施。アクロストランスポートは、実施主体のコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)からの業務委託で、ディーゼル車での輸送をFCトラックに置き換えた場合の二酸化炭素削減量の把握や水素充填タイミングの最適化に向けた各種走行データを提供していく。